電子書籍データ管理の基幹システム。kindle等の電子書籍媒体に直接アップロードできる機能を搭載しています。
開発内容
株式会社ボイジャー様の自社書誌情報管理およびオンライン書店への登録ファイル出力を目的としたWEBシステムの構築を行いました。このシステムは、膨大な書誌情報を効率的に管理し、各種オンライン書店への情報提供を自動化することで、業務の効率化と正確性の向上を図ります。具体的には、書誌データの収集、整理、更新、そしてオンライン書店用にフォーマットされたファイルの生成と送信を行う機能を備えています。
開発期間
プロジェクトの開発期間は約1年を予定しており、要件定義から設計、開発、テスト、導入、そして保守までの全工程をカバーします。特に、要件定義と設計のフェーズでは、細かなニーズを徹底的に洗い出し、最適なシステムアーキテクチャを構築しました。
システム構築におけるポイント
1. プロトタイプの開発
初期段階では、ユーザーインターフェースや基本機能を確認するためのプロトタイプを構築しました。このプロトタイプは、ボイジャー様の担当者と綿密に連携しながら、実際の運用環境をシミュレーションすることで、最適なユーザーエクスペリエンスを提供するための基盤となりました。
2. リリースバージョンの開発
プロトタイプのフィードバックをもとに、本番リリースバージョンの開発を進めました。開発は「実装→レビュー→改善」のサイクルを繰り返すアジャイル開発手法を採用し、各機能の段階的なリリースとテストを行いました。これにより、ユーザーからのフィードバックを迅速に反映させ、システムの品質と信頼性を高めることができました。
3. 調整と改善
開発中は、ボイジャー様のご要望や市場の動向を反映しながら、細部にわたる調整を行いました。特に、書誌情報のフォーマットやデータベースの構造、オンライン書店との連携方法については、複数のオプションを検討し、最適なソリューションを選定しました。また、セキュリティ対策やシステムのスケーラビリティも重視し、将来的な拡張にも対応できる設計としました。
成果と今後の展望
本プロジェクトにより、株式会社ボイジャー様は効率的かつ正確な書誌情報管理と迅速なオンライン書店への情報提供を実現しました。これにより、業務の効率化とサービス品質の向上が図られ、顧客満足度の向上にも寄与しています。今後は、さらなる機能拡張や新しい技術の導入を検討し、ボイジャー様のビジネスの成長をサポートしていきます。
制作チームより
池山 亮: アジャイルを一部取り入れる形のプロジェクト運用は初の試みだったため、至らぬところもあったかと思います。ですが、無事にシステムのリリース・運用が開始されて行くと、フィードバックを受けての方向転換があるプロジェクトというのは、学びが大きかったと再認識いたしました。
貝森 遼太 : 主にリニューアルのデザインを担当させていただきましたが、既存と新規の機能要件との建付けをデザインに落とし込むのに苦労いたしました。いかに触りやすいようにするのかや、ストレスないようにするものを作ることの難しさも痛感しました。
今後のフィードバックの中で改善できる部分はあると思うので、リリース直後とのギャップを学び、これからに活かしていきたいと思います
TEAM
- ディレクション:
- 池山 亮
- UI設計:
- 赤澤 章一
- ビジュアルデザイン:
- 貝森 遼太
- プロトタイプ:
- 貝森 遼太
- フロントエンド実装:
- 関野正祥・榎本莉沙
- 開発・実装:
- グェン・ドゥック・トゥエット