WordPressを使ったビジネスサイト構築は、初心者でも十分に実現可能です。基本的な知識を身につけ、適切な手順を踏むことで、魅力的なウェブサイトを作成できます。
本記事ではWordPressの使い方を紹介します。インストール方法や管理画面へのログイン方法から運用まで、ビジネスサイト構築のための手順を詳しくまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
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WordPressの基礎知識とインストール方法
はじめに、WordPressの基礎知識を紹介します。
WordPressとは?初心者向け解説
WordPressは、初心者でも簡単にWebサイトを作成・管理できるCMS(コンテンツ管理システム)です。専門知識がなくても、直感的な操作でビジネスサイトを構築できるのが特徴です。無料でインストールでき、テーマやプラグインを活用することで、デザインや機能を自由にカスタマイズできます。
SEOに強く、スマートフォン対応も可能なため、多くの企業や個人が利用しています。ただし、セキュリティ対策や表示速度の最適化など、注意点もあります。
WordPressを使えば小規模なビジネスの経営者でも、自社の魅力を効果的に発信できるWebサイトを手軽に作成できるでしょう。
WordPressとはなにか、の詳細についてはこちらの記事をご参考ください。
WordPressのインストール手順
日本の大手レンタルサーバーでは、多くの場合「簡単インストール」機能が提供されています。この機能を使うと、WordPressのインストール作業が非常に簡単になります。以下に、一般的な手順をまとめました。
- レンタルサーバーの管理画面にログイン
契約しているレンタルサーバーの管理画面にアクセスし、ログインします。 - 「簡単インストール」メニューを選択
管理画面内にある「WordPressインストール」や「簡単インストール」と書かれたメニューをクリックします。 - 必要事項を入力
以下の情報を入力します。
サイトのタイトル
管理者ユーザー名
パスワード
メールアドレス
使用するドメインやサブドメイン
※データベースは自動で作成される場合が多いです。 - インストールを実行
入力内容を確認し、画面の指示に従ってインストールを開始します。 - インストール完了
数分でインストールが完了します。完了後、表示されたURLからWordPressの管理画面にアクセスできます。 - 初期設定
管理画面にログインし、テーマやプラグインを設定して、サイトのカスタマイズを行います。
この「簡単インストール」機能を使えば、手動でファイルをアップロードしたりデータベースを設定する必要がありません。時間と手間が省けるため、初心者でも安心してWordPressを始められます。
PHPバージョンとWordPressの互換性
PHPバージョンとWordPressの互換性は、サイトの安定性とセキュリティに直結する重要な要素です。WordPressの各バージョンには、対応するPHPのバージョンが定められており、2024年8月時点の最新版WordPress 6.6では、PHP 7.4以上が推奨されています。
古いPHPバージョンを使い続けると、最新のWordPressに対応できず、セキュリティリスクや表示速度の低下などの問題が発生する可能性があります。そのため、WordPressのアップデートに合わせて、PHPも推奨環境に更新することが重要です。
PHPの更新は、まずテストサイトで動作確認を行い、問題がなければ本番サイトに適用しましょう。レンタルサーバーによってPHPバージョンの変更方法が異なるため、各社の案内に従って操作することをおすすめします。
WordPressの初期設定とログイン方法
次に、WordPressの初期設定とログイン方法を紹介します。
管理画面へのログイン方法
WordPressの管理画面にログインするには、まずサイトのURLに「/wp-login.php」を追加します。例えば、「https://あなたのドメイン.com/wp-login.php」のようになります。このURLにアクセスすると、ログイン画面が表示されます。
ここで、インストール時に設定したユーザー名とパスワードを入力しましょう。 ログインに成功すると、WordPressのダッシュボードが表示されます。ここから、記事の投稿、ページの編集、テーマの変更など、さまざまな操作が可能になります。
なお、ログイン情報は厳重に管理し、公共のWi-Fiなどでの使用は避けましょう。
基本的な初期設定の手順
WordPressの初期設定は、サイトの基盤を作る重要なステップです。まず、サイトタイトルとキャッチフレーズを設定しましょう。これらはブログの顔となり、検索結果にも表示されます。次に、タイムゾーンを日本に合わせることで、投稿時間が正確に反映されます。
また、セキュリティ面では管理者アカウントのユーザー名変更や、強力なパスワードの設定が重要です。さらに、不要なプラグインや初期コンテンツを削除し、サイトの軽量化を図りましょう。 これらの初期設定を丁寧に行うことで、安全で使いやすいWordPressサイトが整います。
セキュリティ設定と最新版への更新
WordPressのセキュリティ設定は、サイトを安全に運用するための重要な要素です。まず、強力なパスワードの使用と定期的な変更を心がけましょう。次に、不要なプラグインや古いテーマを削除し、常に最新バージョンに更新することが大切です。セキュリティプラグインの導入も効果的で、不正アクセスやマルウェア感染を防ぐのに役立ちます。
また、WordPressの自動更新機能を有効にすることで常に最新のセキュリティパッチが適用されます。
さらに、ログイン試行回数の制限や、二段階認証の導入も検討しましょう。これらの対策を組み合わせることで、WordPressサイトのセキュリティを大幅に向上させることができます。
ビジネスサイト構築のための基本設定
次に、ビジネスサイト構築のための基本設定の方法を紹介します。
テーマの選び方とカスタマイズ
WordPressのテーマ選びは、サイトの成功に大きく影響します。まず、商用利用が可能で、セキュリティ対策が万全なテーマを選びましょう。日本語対応とサポート体制も重要です。デザインは、企業にふさわしいシンプルで信頼感のあるものを選択し、カスタマイズのしやすさも考慮しましょう。
また、はじめからSEO対策が施されたテーマを選ぶことで、検索エンジンでの上位表示が狙いやすくなります。
テーマ選びの次は、カスタマイズです。WordPressの管理画面から、ロゴやカラーなどの基本的な変更が可能です。より詳細な調整には子テーマの作成がおすすめです。これにより、元のテーマを損なうことなく、自社の個性を出すことができます。
固定ページと投稿ページの使い分け
WordPressの固定ページと投稿ページは、ビジネスサイトの構築に欠かせない要素です。固定ページは、会社概要やサービス紹介など、常に表示しておきたい情報に適しています。
一方、投稿ページは、ニュースやブログ記事など、定期的に更新するコンテンツに最適です。 固定ページは、メニューバーに配置してサイト全体の構造を作り、訪問者がすぐに必要な情報にアクセスできるようにします。
投稿ページは、新着情報やお知らせを時系列で表示し、サイトの鮮度を保ちます。 効果的な使い分けのコツは、ユーザーの目線に立つことです。例えば、「お問い合わせ」は固定ページで作成し、常にアクセスしやすい場所に配置します。
一方、「セール情報」は投稿ページで作成し、最新情報を上位に表示させましょう。 このように、固定ページと投稿ページを適切に使い分けることで、ユーザーフレンドリーで情報価値の高いビジネスサイトを構築できます。
プラグインの選び方と導入方法
プラグインは、WordPressサイトの機能を拡張する強力なツールです。ビジネスサイトに役立つプラグインを選ぶ際は、評価やレビュー、更新頻度を確認しましょう。セキュリティやSEO、コンタクトフォーム機能を持つプラグインは特に重要です。
導入手順は、管理画面の「プラグイン」から「新規追加」を選び、検索またはアップロードでインストールするだけです。その後、有効化するだけで使用可能になります。 ただし、プラグインの過剰な使用はサイトの速度低下やセキュリティリスクを招く可能性があります。必要最小限のプラグインを選び、定期的な更新を心がけましょう。
WordPressサイトの運用とトラブルシューティング
次に、WordPressの最適化やよくあるトラブルを紹介します。
モバイルデバイスでの管理と最適化
スマートフォンやタブレットからWordPressにアクセスするには、専用のモバイルアプリを利用するのが便利です。これらのアプリを使えば、外出先でも記事の投稿や編集、コメント管理が可能になります。
また、モバイルデバイスでの表示最適化も重要です。自分のモバイルアプリでも確認しながらレスポンシブデザインのテーマを選択し、画像サイズの最適化やフォントの調整を行いましょう。メディアクエリを使用して、デバイスごとにレイアウトを変更することで、スムーズな閲覧体験を提供できます。
WordPressの公式モバイルアプリは、iOS、Android両方に対応しており、プッシュ通知機能も備えています。モバイル対応を怠ると、ユーザー離れやSEOにも悪影響を及ぼす可能性があるため、定期的なチェックと最適化が欠かせません。
よくあるトラブルと解決方法
WordPressを使用していると、初心者の方々がよく遭遇するトラブルがあります。例えば、データベース接続エラーは、サイトの移転後によく発生します。この場合、データベース接続情報を確認し、必要に応じて更新しましょう。
また、内部サーバーエラー(500エラー)も頻繁に起こりますが、原因特定が難しいため段階的なトラブルシューティングが必要です。 プラグインやテーマの競合による「重大なエラー」や「白い画面」の問題も多いです。これらは、プラグインやテーマを一つずつ無効化して原因を特定し、互換性のあるものに変更することで解決できます。
404エラーが特定のページで発生する場合は、.htaccessファイルが問題となっている可能性があるため、パーマリンクの再保存で解決することがあります。
WordPressでビジネスサイトの制作は可能
WordPressを使ったビジネスサイト構築は、初心者でも十分に実現可能です。基本的な知識を身につけ、適切な手順を踏むことで、魅力的なウェブサイトを作成できます。
また、セキュリティ対策や最新版への更新を忘れずに行い、安全なサイト運営を心がけましょう。効果的なコンテンツ更新とSEO対策を行うことで、ビジネスの成長にも貢献します。
とはいえ、これらのWordPressの特性を十分に活かすには専門的な知識と継続した情報収集が必要となってきます。初心者でも利用しやすい構築ツールではありますが、企業サイトやサービス紹介サイトを適切に構築・運用していくには、プロの制作会社など専門の業者に依頼することをおすすめします。適切な構築と運用を行い、ビジネスニーズに合わせたWordPressサイトを作り上げていきましょう。
ビビッドソウルは、リピート率90%超の「思いやりのものづくり」を提供するWeb・システム制作会社です。
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建築業から一転、webサイト制作のデザイナー兼コーダーとしてキャリアチェンジ。プログラミングの楽しさに魅せられてコードを書くうちに、気づけばシステム開発のエンジニアになっていました。フロントエンド・バックエンド両方を含めて販売管理システムやwebアプリを制作してきました。