これからのビジネスのあり方

デザイナーのカマラです。
 
今後本当に求められていく(生き残っていく)ビジネス、サービスについてある企業から話を聞く機会があり、その内容の一部をご紹介しながら気づいたことを書かせていただきました。
 

 その特徴とは

  1. 需要があること
  2. 専門性があること
  3. AIにはできないこと、AIには苦手なことをやっていること

 
 
まず、これは大前提ですが、
 

1、需要があること

〜人や世の中が求めているものを提供できる力、技術、ノウハウを持っている〜

・・・人や世の中が何を必要としているのか、どのようなことに困っているのか、どのようなサービスがあったら解決してあげられるのか、日頃から意識して感じてみたり、世の中の状況を知ることで、人や世の中が求めていることが見えてくると思います。観察力と意識が大切ですね。
もし必要な技術があれば、学び習得する、もしくはすでにその技術を持っている人や会社と一緒にサービスづくりをしていけば、可能性は拡がりますね。
 
VIVIDSOULでは、【共創】を目指しており、現在も3社と共にサービスづくりをしています。
 
次に、

2、専門性があること

〜その人、その企業にしかできないことを提供できる〜

何でもやってる、何でも扱っているという幅広さより、何かに特化している、こだわっているという専門性があること。
総合〇〇屋ではなく、〇〇の分野の専門家になるということです。
 
例を少しだけ挙げてみると
 
・パン屋→食パンに特化した食パン専門店
・ケーキ屋→チーズケーキに特化したチーズケーキ専門店
 
そのものだけに情熱を注いでることが伝わり、その店でしか味わえないものがありそうですよね。特別感を感じるため、プレゼントにも最適ですし、珍しくて美味しいものだったらSNSに投稿したくなりそうです。
 
・酵素ドリンク→100%オーガニックの素材のみ(砂糖や保存料など無添加)の純粋な酵素ドリンク(MOEGI)
※VIVIDSOULでWEBショップのプロデュース・運営をしています。
 
・私が愛用しています、化粧品日用品は、天然成分100%にこだわり石油由来の化学物質を一切使用しない、環境や人の健康に配慮した製品です。
 
これらの2社の共通点は、美容・健康の分野の中でも、さらに【自然、天然】なものに価値をおき、価格よりもその価値感を大事にしている人達にヒットしています。
技術面、コスト面でも大変難しく、安易に真似できない物づくりをしているため、競合も少なく、その専門性で需要が無くなることはないと考えられます。
 
その他にも、
 
・旅行→「おひとり様」向けの、単身者のみが参加できるツアー
・美容室→オタク向け美容室
 
など、今まで利用しづらかった方でも気軽に利用できるように、「〇〇向け」としたサービスも多くなってきましたね。
 
 
 
ー参考:「専門性を高めると売上が大きく伸びる理由とは?」https://titlemake.com/consul/365

〜専門性を持つメリット〜
・顧客開拓力が上がる
(そこにしかない珍しさ、特別感があり、記憶に残りやすく、顧客の新規開拓・リピーターの獲得に繋がる)
 
・それ自体が武器になる
(専門性をもってその分野でビジネスをし続ける事業というのは、ノウハウを蓄積するスピードが速く、商品力、サービス力に「深み」が出る。)
「深み」=顧客を引き付ける魅力

専門性の高いもの、価値あるものを作ろうとするとコストや工数もかかり、購買力が落ちるのではという懸念も当然ありますが、今の時代は、価格より本当に価値のあるものを選ぶ人が増えてきていて、今後益々そのような価値観の人が増えていく流れにあるようなので、価格で選ぶ人をターゲットにする必要はなく、本当に価値を感じてくれる人へ提供するという姿勢と覚悟であれば高いコストもデメリットには繋がらないと考えられます。
 
〜VIVIDSOULの専門性について考えてみた〜
 
1. “真心のものづくり”を理念に掲げている
ITプロダクト、サービスを提供している制作会社として、「心」を第一にしている会社は珍しいですよね。技術やノウハウがウリな会社が多いので、そこは差別化されていると思います。(あ、もちろん技術やノウハウもバッチリです。)
 
2. コンサルティング・企画からデザイン、構築、実装、運営、分析までトータルで手掛けることが可能
トータルでできるということは一つの専門性だと思います。
なぜなら、トータルでできるということは、それぞれの得意分野を持った経験豊富な人材が集まっているということで、その専門性を持つ人材が一体となって一連の流れを担えるからです。制作会社には大抵得意分野、専門分野があり、社内でトータルでできる制作会社は多くはないと聞いています。
 
また、クライアントが、企画はA社で、デザインはB社で、実装はC社で、運営はD社というように分けて依頼する必要はなく、弊社一社で完結できるため、コストも抑えられ、信頼関係も深めていくことができ、より良いサービスづくりに繋がります。
 
そして最後に、AI技術が浸透していくこれからの時代に必要なこと、
 

3、AIにはできないこと、AIが苦手なことをやっていること

〜これからは今まで人がしていた仕事をAIがしていく時代〜

AIの発展によって、なくなる可能性がある仕事もあるなか、今後残っていく仕事とは?
 
AIにはできないこと、苦手なこと
1. 発想力、想像力が必要な仕事  (クリエイティブなものづくり)
2. 機械ではなく、人間がやってこそ面白みの出る仕事(芸術、音楽、芝居、スポーツetc.
3. 臨機応変なコミュニケーションが求められる仕事(接客、医療・福祉、サービス業etc.
4. おもてなしの精神のように、誰かの役に立ちたいという気持ち
 
VIVIDSOULも1から4まで当てはまり、私たちがやっていることはAIが苦手な、人間にしかできない仕事なのだということを再認識しました。特に4番は私たちの企業理念にもなっています。

まとめ

「物」の時代から「心」の時代へ

今後求められていくビジネス、サービス、に当てはまる特徴を1〜3までみていきました。

 

    1. 需要があること
    2. 専門性があること
    3. AIにはできないこと、AIには苦手なことをやっていること

 
時代の風潮変わり、Afterコロナの時代は「物」の時代から「心」の時代になると、いろいろなところで耳にします。
 
物やお金をたくさん持っていたとしても、欲しいものを手に入れたとしても、心が満たされないと幸福感を得られないことに気付く人が増えてきているようです。
 
そのため、“心が満たされる”ことに価値を置く時代へ変化していくといわれています。
 

・カタチではなく本当に価値のあるコトへ
・目に見えるものではなく目に見えない本質的なものに価値を置く時代へ

 
それに伴いお金の使い方も変わり、人は、心の動くものにお金を使うようになっていきます。
感動を提供できること=心を満たすことのできるサービスが存続と成功につながっていきます。
想いや愛が込められた行動、アイディアによって人の心を満たすことができる“ものづくり”ができたら・・・
それが理想、目指すところだと改めて思いました。
 
ということで、
 
VIVIDSOULの企業理念“真心のものづくり”に対し、「それでいいの?IT系制作会社っぽくないし、いい会社ぶってるようにも思われそうだし、それでは自社の強みをアピールするには弱いんじゃないだろうか?」
と密かに思っていましたが(笑)、
今回これからのビジネスのあり方について学んだ結果、納得しました。
 
私たちの進んでいる方向は間違っていないのですね。
その理念をメンバーひとりひとりがしっかり行動に表していくことが大事だと思いました。
そして、一人ひとりの持つ専門性をもっと磨いていくことで会社の専門性を高め、より社会に貢献できる会社として成長していきたいと思います。

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