ディレクターという仕事

 
ディレクターという仕事

家族や友人に「どんな仕事してるの?」と聞かれた時、「ディレクター」といいいます。
言った後に妙な恥ずかしさがあります。
そんな「ディレクター」という仕事内容を伝えられればと思い、改めてまとめてみることにしました。
 
ー引用:ディレクター – Wikipediaー

制作物の作品としての質に責任を持つ者のこと。その責務を全うするために、企画・立案・制作に関与して業務全般をつかさどる場合もある。この場合は「ディレクター職の者がプランナー職・プロデューサー職も兼任することが多い」と言うこともできる。

うーん。やっぱりわかりにくいかもしれないですね。
現在自分がディレクターとしての意識してる事を下記にまとめてみますね。

 

ディレクターとして大事にしている3つの事

・マクロとミクロの視点を持つ

プロジェクト全体を俯瞰で見る力と、細部まで目を向けられる視野を持つ
 

・トレンドに関心を高く持ち常に最新知識のインプットを欠かさない情報収集力

広く浅くでもいいので、新しい情報やトレンドにアンテナを貼る
 

・職種や参加メンバーの理解を得て、チームを団結させるリーダーシップ

エンド、クラアント、デザイナー、コーダー、エンジニア、様々な立場や考えを合わせ、情報をまとめ、プロジェクトを推進していく力
 
 
またディレクターは様々な業務内容があります。
 

ディレクターの業務

・ドキュメント作成

ディレクターの仕事には、様々なドキュメントの作成が必要です。
受注まではヒヤリングシート、提案書、企画書、プレゼンテーション資料、見積書。
受注後はサイトマップ、ワイヤーフレーム、要件定義書、デバッグリスト、議事録、スケジュール進捗管理表などがあります。
またその中にもクライアントに提供するドキュメント、チーム内で共有するドキュメントがあり、
プロジェクトの大小によって変わりますが、ドキュメント作成はディレクターにとっては重要な業務になります。
 

・企画・提案

多くのクライアントの要望が抽象的な事が多いです。
ディレクターは、ヒヤリングを通してこれを具体化する必要があります。
サイト制作やシステム開発の目的を聞き、例えばサイト制作がブランディングの為のものなのか、
販売促進の為のものかによってコンテンツの方向性は全く違うものになります。
的外れにならないように目的を具体的に共有し、目的達成の為の企画を考える必要があります。
 
また、企画提案時には専門的な言葉はなるべく避け、クラアイアントに伝わるようにする事も大事になります。
企画についても独りのアイデアではなく、クライアントはもちろのこと、社内からなどの意見も取り入れ、偏りが無いように、効果的な企画提案を心がける必要があります。
 

・プロジェクト管理

実際のプロジェクトが開始すると、プロジェクト管理がWebディレクターの最重要業務になります。 プロジェクトに適切なスキルを持った制作スタッフをアサインし、必要な業務を洗い出し、プロジェクトを計画通り進行させます。
 
スケジュールだけでなく、コスト管理もWebディレクターの重要な仕事です。
工数ベースで内部見積もりを作成し、実績との差異がないか確認しながら進めるよう心がける必要があります。最も大雑把に行うことが許されない仕事の一つです。
 

・WEB技術の動向へのアンテナ

サーバー、ネットワーク、データベース、HTML、CSS、JavaScriptなどWebサイトにはさまざまな技術が使用されています。
クラウドによる新しいWebサービスの利用など実際の案件でも使われています。
システム開発の実装は、デベロッパーの仕事なので、Webディレクターは技術に関しては、詳細まで知る必要はなく、概要まで把握していれば良いかと思います。
 
しかし、最新技術や最新Webサービスの動向を知らなければ、クライアントに新鮮な提案ができません。日々進化し続けるWeb技術動向を常に把握する細かい心がけが重要になります。
 

・マーケティング

Webサイト、サービスは制作して公開すれば終わりではなく、公開してからの運用が本当のスタートになります。
ほとんどの企業は集客や認知度向上などのマーケティングを目的の為Webサイトを公開しています。
 
ディレクターはSEO対策やリスティング広告の提案をすることをはじめ、メールマーケティング、クロスメディアマーケティング、ソーシャルメディアマーケティング、インバウンドマーケティングなどに携わる機会が増えています。
Webマーケティングの知識は、ディレクターの存在感を高める武器になるといえ、A/Bテストによる検証、LPO(ランディングページ最適化)、EFO(エントリーフォーム最適化)など、Webサイトの改善に関することであれば、一通りの知識を、より細かく持つように心がけることが重要です。
 

・継続的なフォロー

先程にもあった通り、制作完了からが本当のスタートと考え、システム開発やWeb制作においても運用後のクライアントやエンドユーザーの反応が大事となります。
アナリティクスによる解析やシステム利用者の声からなど定期的に反応を確認できる場を設ける事が大事になります。
 
Webサイトもシステム開発もクライアント・エンドユーザーの要求を100%満たすものは難しいです。日々トレンドも利用者の趣向も変わります。
ただ、ものづくりの責任として、常に100%に近づく努力をしていく事が重要であり、責務だと思います。
ディレクターは、その情報をいち早くキャッチできるようにクライアントと継続的に連絡をとり、フォローをしていく事が実は大きな役割と言えると思います。
 
 

まとめ

ディレクターは、ディレクト(導く)人としての意味があります。
クライアントのイメージしたものを具現化する為の提案・設計をし、最終イメージを共有しながらスケジュールをひき、使う人の喜びを最優先と考え、サービスやシステムを長く継続的に提供できる様導いていくそんな「ディレクター」を目指してこれからも精進していきます!

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